*グループホーム事業
病院あるいは刑務所から直ちに戻った場合再使用する割合が高く、社会復帰が困難を伴う。そのため宿泊の中間施設としての役割は自らの病気を認め、自助グループに通う生活に慣れ、社会復帰をしていくステップとして重要である。プログラム修了者に対して夜間緊急連絡、またはアフターサポートを行う。
*日中活動事業
・グループミーティング
夜の自助クループミーティングだけでは回復が困難な人、遠方からの通所者、仕事や家族の関係などで変則的にしか参加できない人たちもサポートできる昼間のミーティングを行う。
*相談事業
本人からの相談を受け、問題を整理する。本人に対して動機付けをして、医療、リハビリテーション・自助グループにつなげる窓口になる。
家族に対しては、依存症本人との関わりを見つめ直してもらい、家族の自助グループにつなげる窓口になる。
*予防・啓蒙事業
・講演演説
学校、保健所、福祉施設、地域団体などの要請に応じて、スタッフが自らの体験談を話し、同時にダルクや自助グループの説明などをする。また依存症治療および再犯防止が最大の予防であることも訴える。
・刑務所での薬害教育
北海道内の刑務所内で行われる、薬害教育の協力をし、再犯防止に努める。
・パブリックインフォメーション
ダルク主催によるフォーラムを開催し、回復のメッセージを伝える。
*養成事業
・小規模セミナー
施設や病院、司法関係、福祉事務所などで依存症と関わる人を対象とした専門家による学習会。講師と生徒という一方的な教育ではなく、互いに経験を分かち合うことによる総合学習と情報交換の場としての集まり。
・事例検討会
それぞれの現場で依存症と関わる人たちの過去の苦い経験を無駄にしないため、また今後の一貫した治療を目的とし、定期的に象徴的なケース一件づつ分析検討する。